About me
Colored Pencil
色鉛筆のこと
色鉛筆の思い出 そして今
色鉛筆は『線』を表現しやすくて好きです。いろいろな表情の線が描けます。
今、おもに色鉛筆で絵を描いていますが、思えば昔から使っていたんですよね。
★ チェック柄の色鉛筆
子供の頃はお絵描きや塗り絵に、いつも色鉛筆を使っていました。
特にお気に入りだったのは、木軸に芯の色でチェック柄がプリントされた色鉛筆です。
今だにずっと捨てられず、ものすごく短くなったチェック柄の色鉛筆が、引き出しの隅っこから、ひょっこり出てきたりします。
★ トンボ鉛筆の『IROJITEN』(色辞典)
建物のカラーコーディネートをしていた時に愛用していたのは、トンボ鉛筆の『IROJITEN』です。
コーディネートした色を確認するため、建物の立面図に「IROJITEN」で色を塗っていました。
コーディネートした色を再現しようと、色を塗り重ねながら、何度も試みたものです。
『IROJITEN』はブック型のパッケージにトーンごとに並べられていて、見ているだけでもワクワクします。
色鉛筆画を描くようになってから、大人買いしました。
★ 『イーグルカラー』との出会い(後の『カリスマカラー』)
以前は油絵を描いていました。当時、「色鉛筆は濃い色が出せない」と思い込んでいたので、「色鉛筆で絵を描く」という発想にはいたりませんでした。
ところが、20年くらい前『イーグルカラー』と出会い、その思い込みが間違いであることに気づいたのです!『イーグルカラー』は芯がとても柔らかく、濃い色も楽に出せたのです!
育児と家事に追われていた時期と重なり、準備や片付けの楽な色鉛筆(イーグルカラーやプリズマカラー)で絵を描き始めた、というわけです。
『イーグルカラー』はその後『プリズマカラー』、『カリスマカラー』と名前を変えていますが、それらをずっと使っています。今、手に入るのは『プリズマカラー』と『カリスマカラー』だけですが、私の色鉛筆入れには、短くなったイーグルカラーがまだ残っていますよ。
★ その後『ポリクロモス』、水性色鉛筆の『アルブレヒトデューラー』、『スプラカラーソフト』、『スタビロ アクアカラー』等々様々な色鉛筆を使って静物画を描いてきました。油性と水性を併用しています。これが今の私にとってのベストかな。これからもいろいろ試していきますね。
★「部屋の隅の物語」をテーマに色鉛筆画を描き続けています。
Profile
プロフィール
画家
色鉛筆画講師
西原菜穂子
★埼玉県入間市在住 夫と3人の息子との5人家族 & フトアゴヒゲトカゲ1匹・ヤモリ3匹
埼玉県入間市(いるまし)に暮らしはじめて約30年が経ちます。まだ長男がお腹の中にいる時に縁あって引っ越してきました。入間市は狭山茶の一大産地です。
3人の息子たちは入間市生まれ、入間市育ちです。入間は都会すぎず、田舎すぎず、子育てや暮らすのに丁度いいなと感じています。ただ、この30年で近くの茶畑や林が住宅に変わってしまいました。少しさびい気持ちでいます。3人の息子たちはそんな入間でのんびり大人になりました。(自立して欲しい!)
★私のアトリエ
自宅そばのボロ屋をずっとアトリエにし、そこで絵を描いてきました。しかし、最近、そのアトリエが本当にボロボロになってしまい、アトリエを自宅の6畳間(私の寝室)に移しました。たくさんの物に囲まれながら絵を描き、そして寝ています。
★絵に物語を
絵の中に物語を作るのが好きです。「実はこんな所で物語が展開されているんだよ」と、こっそり教えたくなるような絵をめざしています。絵を観る人によって、その物語が違ってくるのかもしれません。そうなればさらに面白いですよね。とにかく、私の絵に何かストーリーを感じてもらえたら嬉しいです。
★その物らしさを描くことを大事に
最近、色鉛筆で本物そっくりに描くことが人気です。でも、私はそれにはあまり魅力を感じていません。
「絵」ですよ!
写真のように描くよりも、その物らしさを描くことの方が、「絵の魅力」につながります!
例えばあなたが描いた「ケーキの絵」を「写真みたい!」と言われるのと、「美味しそう!」、「色がきれい!」と言われるのとでは、どちらが嬉しいですか?
私の生徒さん達には、「そのモチーフの何を描きたいのかを考えて描いてね。」、「その物らしさをとらえてね。」とお伝えしています。
★色鉛筆画の楽しさを伝えるのも私の使命
長い間色鉛筆画講師をしています。絵を描く時の快い充実感と絵を描く喜びを、多くの方に味わってもらいたいと思っています。それを多くの人に伝えることも私の使命です。
今までの長い講師経験の中で、デッサンが狂っていても、構図がめちゃくちゃでも、それを超えた美しい色合いの絵や、魅力的な絵をたくさん観てきました。
「上手な絵」と「良い絵」は違うんですよ!
あなたも楽しみながら、ステップアップしていきましょう!